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TCSとTPGがAI向けデータセンター事業に10億ドル投資、インドのAIインフラ拡大へ

インドのIT大手、タタ・コンサルタンシー・サービス(TCS)は、私募投資ファンドのTPGから10億ドルを調達し、合計20億ドル規模のAI専用データセンター構築プロジェクト「HyperVault」の半分を資金調達した。この多拠点プロジェクトは、AIの膨大な計算リソースを支えるためのギガワット級データセンターの整備を目的としており、インド国内の主要都市に拡大する計画だ。 インドでは、世界のデータの約20%を生み出している一方で、グローバルなデータセンター容量はわずか3%にとどまり、AI用の計算インフラの需要と供給のギャップは顕著だ。この状況を受け、グーグルやマイクロソフト、アマゾンなど大手テック企業がインドに多額の投資を表明している。マイクロソフトは2年間で30億ドル、グーグルは5年間で150億ドルをAIデータセンター開発に投じると発表。アマゾンも2030年までに127億ドルをAWSのインド拡張に充てるとしている。 TCSとTPGは、液体冷却と高密度ラック設計を採用した次世代データセンターを建設。GPUを大量に使用するAIの推論・学習処理に適した、高効率で大容量のネットワークと電力インフラを備える。しかし、液体冷却には大量の水が要される点が懸念材料。S&Pグローバルの推計によれば、1メガワットのデータセンター運営で年間2550万リットルの水を消費する可能性があり、ムンバイやバンガロール、チェンナイといった都市では既に水不足が深刻な問題だ。 また、高密度AIクラスタは安定した電力供給と広大な工業用地を必要とし、都市部での用地確保は難しくなっている。それでも、今後5年間のインド新設データセンター容量の95%以上はリース型施設に依存し、残りはハイパースケーラーによる専用インフラの拡充で賄われる見通し。TCSは、初期段階で約1.2ギガワットの容量を構築し、クラウドプロバイダーとAI企業と連携してインフラの設計・運用を推進する。 S&Pグローバルは、インドのデータセンター総容量が2030年までに10ギガワット以上に達する可能性を予測。TCSとTPGの取り組みは、インドがAIインフラのグローバル拠点として成長するための重要な一歩となる。

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