AIの進化で高付加価値人材を増やす――ゴールドマン・サックスCEOが明言
ゴールドマン・サックスのデイビッド・ソロモンCEOは、AIの導入により同社が「より高付加価値の人材」をより多く採用できるようになると述べた。ソロモン氏は、AIが人手を削減するためではなく、優れた人材をより効果的に活用し、事業の拡大を可能にするという立場を明確にした。彼は「我々はより多くの高付加価値の人材を必要としている。AIによって、その人材を『手に入れられる』ようになる」と語り、今後10年間で従業員数の増加を見込んでいた。 一方で、同社は10月初旬に従業員向けのメモ「OneGS 3.0」を発表し、AIを活用した業務再編の一環として「限定的な役割の見直し」を実施すると明らかにした。年内は人材の増加を制限する方針も示されたが、同社のスポークスパーソンは、今年末には全体としての人員は「ネット増加」になると強調。3四半期の決算によると、世界規模の従業員数は前年比5%増の約4万8000人となった。 ソロモン氏は、今年の技術投資額が60億ドルに達したと報告。AIがソフトウェア開発分野に最も即効性のある影響を与えると予測し、同社が約1万2000人の技術者を抱える現状を踏まえ、その生産性向上を期待している。また、CNBCの「Squawk Box」では、AIの急速な進化が特定の職務に「変動性」をもたらす可能性があると指摘。エンジニアリングチームの構成も今後、継続的に変化すると述べた。 ウォール街全体でAIへの投資が加速しており、銀行、プライベートエクイティ、ヘッジファンド、資産運用会社が技術革新に積極的に取り組んでいる。ソロモン氏は、ワシントンDCで開催される「10,000 Small Businesses Summit」に先立ち、Axiosとのインタビューでこうした展望を語った。
