大学中退者がAIアプリで月収50万ドルを達成
ノースウェスタン大学とデューク大学に在籍していたルディ・アローラ氏とサートハク・ディワン氏は、大学の講義を効率化するAIノートアプリを2024年1月にリリースし、その急速な成長を受けて中退を決意した。同社は現在ニューヨークを拠点に活動しており、2025年3月時点では月間収益を約50万ドル、累計収益は1300万ドルに到達している。 二人はテキサス州郊外で幼少期を共にし、中高時代から複数のアプリケーション開発を経験していた。大学進学後の講義ノート作成における課題を解消するため、音声録音やテキストをAIで分析し、ノート、フラッシュカード、クイズ形式の学習資料を自動生成するプロダクトを開発した。フリーミアムモデルを採用し、初期ユーザー獲得にはキャンパス内でのオファーや、創業者本人のTikTok投稿がきっかけとなったバイラルマーケティングで急成長を遂げた。 開発プロセスにおいてもAIの活用は顕著である。初期は手書きコードや簡易なプロンプトに依存していたが、現在はClaude Codeをはじめとする生成型AIを主力とし、設計やコードレビューに集中することで開発効率を劇的に向上させた。その結果、正社員10名という小規模チームながら、従来チームの十数倍に匹敵する頻度で機能リリースを実現している。 中退の決断には、フルタイムで従業員を雇うためにも創業者の専念が必要だったこと、およびカリキュラムとの時間的調整が困難になったことが背景にある。両氏は早期の中退には警戒感を示しつつも、実証済みの収益モデルと技術基盤を確立した上で事業に集中する選択をしたことを明かしている。今後、同社はAI活用型の軽量スタートアップのモデルケースとして、市場での存在感をさらに高めていくとみられる。
