16歳が水中マイクロプラスチックを検出するAIカメを開発
カナダ・オンタリオ州在住の16歳エヴァン・バッドズ氏が開発した自律型AI搭載マイクロプラスチック検知ロボットカメが、2026年レジェネロン国際科学・工学フェアにおいて「ゴードン・E・ムーア次世代貢献賞」を受賞し、5万米ドルの奨学金が贈られた。同プロジェクトは2024年夏に野生の甲魚の遊泳動作に着想を得て始動。祖父宅のプーでの初期テストでは沈没等の課題を抱えたものの、現地の水族館専門家と連携し、約2000時間をかけて自律航行ロジックと3Dホログラフィー撮像システムを完成させた。ロボットは深度制御と自動コース追従を実現し、水中を探索しながら10ミクロン級の微粒子を高精度で捉える。バッドズ氏が訓練したAIモデルはマイクロプラスチックと在来生物を94%の精度で判別し、従来のラボ分析が有する時間とコストの課題を現場リアルタイム検知で解決する技術的突破口を示した。バッドズ氏は受賞を「現実離れした経験」と振り返り、今後は奨学金を理工系大学進学に充てるとともに、環境モニタリング技術の実用化と研究公開に注力する方針だ。同フェアは北米から1700人以上の高校生が参加し、総額700万米ドル超の賞金が配布された。
