AI 向けガジェットプラットフォーム構築に Era が 1100 万ドル調達
AI 用ハードウェア開発プラットフォーム「Era」が総額 1100 万ドル(約 16 億円)の資金調達を発表しました。これは抽象ベンチャーとボックスグループが主導する 900 万ドルのシードラウンドと、以前にトポロジー・ベンチャーズやベタワークスから調達した 200 万ドルのプリシード資金を含みます。出資者には Flickr 共同創設者のキャタリナ・フェイクや iPhone キーボード開発者など著名な個人投資家も名を連ねています。 創設者の Liz Dorman 氏は、同社が自社で端末を製造するのではなく、企業や個人が独自の AI エージェントを搭載したデバイスを容易に作れるようソフトウェア層を提供すると説明しました。4 月にニューヨークで開催されたイベントでは、フランスの豆知識を語るお土産型端末や株価を確認するスマートフォン風端末など、アーティストが構築した実験的機器が展示されました。これらの装置は共通して、Era のプラットフォーム上で多様な入力や推論を処理する仕組みを活用しています。 Dorman 氏は「未来の技術はサンフランシスコの特定の人々だけが作るべきではない」と語り、ユーザーが端末やモデル、メモリプロバイダーを自由に選択できる環境の構築を掲げています。同社は現在、14 社以上のプロバイダーから 130 以上の大規模言語モデル(LLM)を提供し、メガネ、ジュエリー、スピーカーなど多様なフォームファクターに対応しています。 業界全体では Humane が HP に売却された他、Rabbit や Plaud などが模索している中、AI ハードウェアの明確な成功モデルは未だ確立されていません。しかし Era は、ハードウェアの標準化が進むことで「カムバンの爆発」的な多様化が起きると予測し、オープンソースコミュニティやMaker にもプラットフォームを開放する方針です。プラットフォームは数百万台規模のデバイスでのスケーラビリティと、プライバシーを保護したカスタマイズ機能を備え、アプリ依存から脱却した次世代デバイス実現を目指しています。
