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Databricks、Row Zero買収

データ分析プラットフォームのDatabricksは、クラウド対応スプレッドシート開発元のRow Zeroを買収したと発表した。Row Zeroは元AWSおよびTableauエンジニアによって設立され、2025年5月に1000万ドルの資金調達を終え、企業価値は約4000万ドルと推定されている。買収条件は非公表。 Databricksの財務チームは、同ツールが100万行以上の大規模データをクラウド上でリアルタイム処理可能な点に着目し、社内AIエージェント「Genie」との連携を検討していた。Genieは自然言語による指示でDatabricksに蓄積された企業データの分析を支援する機能であり、Row Zeroのスプレッドシートインターフェースと統合することで、ビジネスユーザーは既存の計算式やレイアウト慣習を維持したまま、セキュアな環境下でデータ操作を可能にする。Ali Ghodsi CEOは、ビジネスインテリジェンス、エージェント技術、スプレッドシートを融合させることが合理的であり、機微なデータが外部に流出するリスクを回避しつつ分析効率を高めると説明している。 本買収は、Databricksが2026年に展開している積極的なM&A戦略の一環である。同社は2025年8月に50億ドルの資金調達を完了し、年間換算売上高は70億ドルに達している。2026年に入ると、AIエージェントの評価・強化学習を手がけるQuotient AI、インタラクティブノートブックのSiftD.ai、AIセキュリティ運用のPanther、デバイス上で動作する軽量PostgreSQLデータベースのElectricなど、複数のスタートアップを相次いで買収している。Ghodsi CEOは、今回の買収を軸としたさらなる戦略的投資を継続する意向を示している。 この統合は、企業データ基盤とエンドユーザー向けBIツールとの連携を強化し、AIエージェント駆動の分析環境を標準化する動きとして、データ分析業界に波及効果が期待されている。

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