NVIDIA、DGX Sparkに搭載のN1シリコンがGB10スーパーチップと同一と発表
NVIDIAのジェンセン・ファンCEOは、新開発のDGX SparkシステムがN1シリコンで駆動されていると明言した。これは、長らく噂されていたN1/N1X SoCとGB10スーパーチップが同一の設計であることを裏付けた。GB10はCES 2025で発表された「Project DIGITS」との提携を背景に開発され、メディアテックと共同で開発された20コアARMプロセッサとブラックウェルベースのGPUチップレットを搭載。DGX Sparkシリーズは、家庭用でもスーパーコンピュータ並みのAI性能を実現するためのプロフェッショナル向けシステムとして位置づけられている。 ファンCEOは最近のウェブキャストで、「N1というARMプロセッサが新しく登場し、DGX Sparkや他の同様の製品に搭載される。ARMのロードマップに非常に期待している」と述べ、N1がGB10と同じシリコンを基盤としていることを確認した。過去のリークやGeekbenchスコアから、N1は6,144個のCUDAコアと2つのクラスタに分かれた20コアCPU(グレースアーキテクチャ)を搭載しているとされており、デスクトップ用RTX 5070と同等のGPU性能を持つとされる。GB10とN1の差は、主にターゲット市場にあり、GB10はプロ向けのデータセンター・AIワークロードを想定しているのに対し、N1はARMベースのCPUを主流市場に展開する初の試みとして位置づけられている。 N1はWindows上でテスト済みであり、Windows on ARMへの移行が進んでいることを示唆している。一方、GB10はLinuxベースのDGX OSを搭載し、AI開発やデータセンター用途に特化しており、Windowsへの対応は明言されていない。また、NVIDIAとインテルの新たな提携により、ARMとx86の両方のアーキテクチャロードマップが並行して進むとされ、相互に影響しないとの見解が示された。 現時点ではN1の正式発売時期は未定だが、GB10と同一の設計を採用していることから、プロフェッショナル向けのGB10がベースとなり、より一般向けに調整された形で市場投入される可能性が高い。NVIDIAは、自社開発のARMプロセッサをAI時代の中心に据える戦略を強化している。
