Intel、Bartlett Lake で LGA1700 ソケットを継続、最大 12 コア
インテルは、第 12 世代から第 14 世代までのチップセットで採用されている LGA1700 ソケットを延長利用するために、新世代の「Bartlett Lake」CPU を公式に発表しました。この製品は、消費者向けゲーム市場ではなく、組み込みおよびエッジアプリケーション向けの商用チップとして位置づけられています。今回導入された 11 種類の SKU は、最大 12 コアまでの P コア(パフォーマンスコア)のみを搭載した構成で、ハイブリッド型アーキテクチャによる複雑なタスクスケジューリングを排除し、遅延に敏感なミッションクリティカルな用途に対応します。 コア数は 8、10、12 の 3 パターンあり、それぞれ TDP(熱設計電力)が 125W、65W、45W の 3 レベルで提供されます。さらに Core 5 スクーでは、クロック数を調整した別モデルも用意されています。すべてのモデルはインテル 7 ナノプロセス(10nm クラス)とラプターレイク用の「Raptor Cove」マイクロアーキテクチャを採用し、最大 5,600 MT/s の DDR5 メモリおよび ECC サポートに対応しています。また、PCIe 5.0 ラインを 16 本、PCIe 4.0 を追加で 4 本と 12 本、DMi 4.0 を 8 本搭載し、拡張性を確保しています。 組み込み環境での安定性と予測可能性を重視し、LTSC(長期保守契約)による Windows サポートや、Time Coordinated Computing、Time-Sensitive Networking などの機能を標準搭載しています。インテルは、Bartlett Lake が AMD の Ryzen 7 9700X と比較して PCIe の遅延が最大 4.4 倍低下し、応答時間が 2.5 倍向上すると主張していますが、詳細なベンチマークデータは未公開です。 同社は将来的に消費者市場への展開を予定しておらず、販売価格や発売日は個別の企業間契約に基づいて決定されます。また、インテルは同時に、ロボット工学向けの「Core Ultra シリーズ 3(旧 Panther Lake)」についても言及し、NVIDIA の Jetson AGX Orin と比較して画像分類性能が 1.7 倍向上し、トータルコスト所有を最大 5,549 ドル削減できる可能性を示唆しました。
