WhatsApp がインドの中小企業向けに Business AI を発表
メタのインド法人は、インドの中小企業の支援策として、WhatsApp ビジネスアプリ向けに「Business AI」機能を正式に導入しました。この新機能は、同国で利用可能なすべてのネイティブ言語に対応しており、追加のツールやプラットフォームを必要とせず、企業が顧客対応を 24 時間 365 日自動化することを可能にします。Business AI を活用することで、企業は頻出する質問への自動応答、製品や価格に関する問い合わせへの対応、割引情報の提供、配送状況の案内、リードの獲得、予約の調整、および売上拡大を直接アプリ内で実現できます。また、近々には UPI を介した支払い機能もチャット内で直接提供される予定です。複雑な顧客対応が必要な場合や具体的な要望がある際は、経営者が AI エージェントから会話を引き継ぎ、直接対応できる仕組みが用意されています。調査会社カンターが 2025 年に実施した研究によれば、インドのオンライン成人の 91%が週に一度は企業とチャットでやり取りしており、メッセンジャーが最も好まれるコミュニケーション手段となっています。この機能により、経営者は限られたリソースでピーク時の顧客対応に追われることなく、常時顧客と接続できる環境が整います。すでに機能を導入した企業からは積極的な成果報告が上がっています。植物由来のケア用品を扱う「Soil Concept」は、業務時間外の問い合わせで顧客を見逃すリスクがあったが、導入後は 24 時間対応により変換率が 80~90%に上昇し、顧客基盤を 1 万 5000 人まで拡大しました。カスタムギフトの「The Purple Sunset」も、1 日 60~70 件に及ぶ問い合わせの管理に苦慮していましたが、AI の導入で 1 日 6~7 件の受注を直接達成し、売上が 40%増加したと報告しています。両社とも、コーディングや複雑な第三者ソフトウェアの不要さ、カタログや資料のアップロードだけで簡単に設定が完了した点を高く評価しています。設定手順は、WhatsApp ビジネスアプリの「ツール」タブから「Your Business AI」を選択し、ガイドに従うだけで完了します。設定後、AI は既存のプロフィールやカタログに基づいた回答や製品提案を即座に行い、成約もサポートしますが、経営者はいつでも会話への介入や設定変更、機能のオフ切り替えが可能です。この機能の利用は条件を満たす中小・中堅企業に限定されており、詳細や開始方法は公式ビジネスポータルで確認できます。
