スタートアップCEO、4 人チームの月間 11 万 3 千ドル AI 利用費を誇りに思う
スタートアップ企業の CEO が、自社の 4 人チームが 1 ヶ月で支払った 11 万 3000 ドルにも上る AI 利用料金を誇らしげに発表した。Swan AI の CEO、アモス・バー=ヨセフ氏は LinkedIn にて Anthropic からの請求書スクリーンショットを共有し、この高額な請求を警告ではなく里程碑として捉えている。同社は販売やマーケティング向けの AI エージェントを開発しており、AI モデルが処理するデータの単位であるトークンへの支出を、売上見込みや完結した商談数といった従来のビジネス指標と比較している。バー=ヨセフ氏は、4 人だけの会社ながら年間経常収益が 7 桁に達しており、直近 1 週間で 20 万ドルの増加があったと明らかにした。同氏が最も重視する目標は従業員 1 人あたり 1000 万ドルの収益であり、そのために追加雇用をせず、AI への支出増でスケーリングを実現しようとしている。これは、AI 支出が従来の人件費を代替する可能性があるという、テクノロジー業界で広がりつつある傾向を反映している。NVIDIA のジェンスン・ファン CEO は将来的に従業員 1 人あたりの AI トークン支出が 25 万ドルに達すると予測しており、Box の CEO、アロン・レヴィ氏も全業界で計算資源予算が上昇すると述べている。一方で、8090 スタートアップインキュベーターのチャマート・パルリハピティヤ氏は、コストが 3 ヶ月ごとに 3 倍になる一方、収益が追いついていないとの懸念を示している。Swan AI は収益の詳細を公表していないが、バー=ヨセフ氏は請求額が前月比で倍増しており、社員の給与総額よりも AI 利用料の方が常に大きいと指摘している。彼はこの戦略は反人間的なものではなく、AI の知能が限界に達した段階で雇用を拡大するものだと強調している。現状ではまだその限界にはほど遠く、AI への投資が効率化の鍵となるという考えを示している。
