DeepMind元研究者、ポーカーAIでクオンツファンドを収益化
DeepMind元研究者3氏が開発したポーカーAIの知見を金融取引に転用するAIラボ「EquiLibre Technologies」がプラハを拠点に急成長している。同社は強化学習を用いたアルゴリズムでタワー・リサーチ・キャピタルと提携し、S&P500やナスダックで毎日数十億ドル規模の取引を処理。2025年以降の取引で月次リターンが一度もマイナスとならず好調を維持する。 創設者のシュミッドCEOら3氏はDeepMindエドモントン支店で在籍中にAIを完成させ、2022年にチェコへ帰国し設立した。現在25人のチームを擁し、リッチ・サットン教授らをアドバイザーに迎える。同社は「ラボファースト」を方針とし、技術革新そのものを重視する。 シードラウンドに続きシリーズAを完了し、最新評価額は5億ドルに達した。強化学習の金融応用が注目される中、同社はCEE地域最大級の計算クラスター構築を計画。競合大手が膨大なGPUを擁する中、限られたリソースで高性能を引き出すエフィシェンシーを差別化要因とする。創設者は「勝ち残り型市場ではなく多様性が共存する領域だ」と見解を示し、AI研究機関として金融分野への技術供与を続ける。
