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人工知能チャットボット、精神病症状を悪化させるか

米医学誌ジャマサイキアトリーに掲載された観察研究によると、対話型人工知能チャットボットは、精神病性障害の患者、特に初回エピソードにある人の症状を悪化させる可能性がある。バンダービルト大学医療センターのザカリー・バーグソン医師らが率いる研究チームは、2022年12月から2026年4月までに同センターで精神行動医療診療を受けた約21万6000人の電子健康記録を調べ、精神病性障害の診断と人工知能に関する記述を併せ持つ患者を探した。検索と確認作業を経て73人を抽出し、記録を精査した結果、28人でチャットボットの利用が精神病症状の悪化と関連していた。このうち61パーセントは初回エピソードで、他の分類と比べて割合が高かった。研究チームは、精神病性疾患の初期段階にある人が、人工知能との相互作用によって症状を悪化させやすい可能性があると指摘する。悪化した事例を類型化すると、利用者による歪んだ考えをチャットボットが肯定し、症状を増幅したケースが64パーセント、人工知能そのものが妄想の対象となったケースが21パーセント、以前に診断がない人の新たな症状を誘発した可能性のあるケースが11パーセントだった。利用者とチャットボットが有害な妄想を共同で構築した事例は確認されなかった。研究は人工知能チャットボットが精神病を起こすと結論付けてはいないが、まれでも脆弱な個人にリスクがあり、精神科診療で人工知能の利用を定期的に評価することが重要だと示す。

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