クレブス元長官が教える、オンライン詐欺・身元情報漏洩・ディープフェイクから自分を守る5つの方法
前サイバーセキュリティ・インフラストラクチャーセキュリティ庁(CISA)長官のクリス・クレブス氏が「CBSモーニングス」に出演し、オンライン詐欺、身元情報盗難、ディープフェイクから自分を守る方法について解説した。クレブス氏は自身が主宰する新しいマスターコース「Masterclass」を通じて、個人が日常的に取るべきセキュリティ対策を体系的に伝える取り組みを進めている。 彼が強調するのは、身元情報の保護において「予防が最も重要」という原則だ。具体的には、パスワードの複雑さと一意性の確保、2段階認証(2FA)の活用、不審なメールやメッセージへの過剰な反応を避けること。特に、SNSやメールで「緊急対応が必要」という文言を含む連絡には注意が必要とし、事前に本人確認を行うことが不可欠だと説明した。 また、ディープフェイクの脅威についても警告。AI技術の進化により、声や動画の偽造が容易になり、家族や同僚を装った詐欺が増加している。クレブス氏は「声や動画の信頼性を自動的に信じず、複数の確認手段を取ること」を推奨。たとえば、電話で「親が急病」と連絡が来ても、別ルートで本人に確認するなど、確認のプロセスを必ず設けるべきだと強調した。 さらに、個人情報の流出リスクを減らすため、不要な情報のSNS投稿を控え、クレジットカードや保険証の写真をネット上にアップしないことも重要と指摘。彼は「身元盗難は一度の軽い油断で起こる。日常の小さな習慣の積み重ねが、最大の防衛線になる」と結論づけた。 クレブス氏のマスターコースは、こうした実践的な知識を段階的に学べる体系的な教育プログラムとして、一般市民のデジタルリテラシー向上に貢献している。
