Google、クラウドセキュリティ大手 Wiz を 320 億ドルで買収
Google は 2026 年、イスラエルのサイバーセキュリティ企業 Wiz を約 320 億ドルで買収完了を発表しました。これは Google 史上最大の買収案件です。両社は 2024 年に交渉を開始し、当初の 230 億ドルの提示は拒否されましたが、2025 年に再交渉が実施され合意に至りました。この取引は米国および EU の規制当局の承認を経て成立しました。Wiz は主要なクラウド環境におけるセキュリティ脅威の防止と対応を支援するプラットフォームを提供しており、Google クラウドの一部門として統合されますが、ブランドと全クラウド環境向けセキュリティへのコミットメントは維持されます。この買収により、Google は AWS や Microsoft など複数社のクラウドを跨ぐ顧客に対応できる多クラウドセキュリティプラットフォームを有することになり、エンタープライズ顧客の獲得が容易になると期待されています。2025 年に年間 recurring revenue が 10 億ドルを超える規模であった Wiz は、Google と連携して脅威への対応を迅速化する統合セキュリティプラットフォームの構築を進めます。Vibe coding の普及に伴うコードベースの脆弱性増加や、AI ツールの多用によるプロンプト注入攻撃の増加など、新たなセキュリティ課題に対処することが重要です。Wiz はコード、インフラ、ランタイムの各層で AI を活用した脅威検知と調査に注力しており、Google クラウドはこれを強みとして「どのクラウドや AI プラットフォームでも、迅速かつ安全に構築できる環境」を提供する投資と位置づけています。
