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ベンチマーク、225億ドルを調達しセレブラスに巨額投資

AIプロセッサ企業のCerebras Systemsが10億ドル(約1500億円)の資金調達を実施し、230億ドルの評価額を達成した。これは6か月前までの81億ドルから約3倍の急騰であり、Nvidiaの主要なライバルとしての地位を強化した。この資金調達はTiger Globalが主導したが、その中でも注目すべきは、シリコンバレーの老舗VC・Benchmark Capitalが少なくとも2億2500万ドルを投資した点だ。Cerebrasの初期投資者であるBenchmarkは、資金規模を4億5000万ドル以内に抑える方針を掲げており、今回の投資を実現するため、2つの別途設立されたファンド「Benchmark Infrastructure」を活用した。 Cerebrasの差別化ポイントは、業界最大級のプロセッサ「Wafer Scale Engine(WSE)」にある。このチップは約21センチ角のシリコンウェーハから作られ、4兆個のトランジスタを1枚のシリコン上に集積。従来のチップはウェーハから切り出された小さな断片だが、Cerebrasはほぼ全体を活用する画期的な設計を採用。これにより90万個の専用コアが並列処理可能となり、データを複数チップ間で移動させる従来のGPUクラスタのボトルネックを回避。同社によると、AI推論処理は競合製品より20倍以上高速に実行できる。 この資金調達の背景には、CerebrasがAIインフラの競争で急速に勢いを増していることが挙げられる。先月、同社はOpenAIと2028年まで続く100億ドル超の多期間契約を締結。750メガワットの計算能力を提供し、複雑なAIクエリの応答速度向上を支援する。OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏もCerebrasの投資家の一人である。 ただし、同社の上場計画は、アラブ首長国連邦(UAE)のAI企業G42との関係で一時頓挫。2024年半期時点でG42が売上高の87%を占めていたが、中国との歴史的つながりが米国外国投資委員会(CFIUS)による国家安全保障審査を引き起こし、2025年初頭のIPO申請は撤回された。その後、G42は投資家リストから除外され、再び上場準備を進めている。Cerebrasは、2026年第二四半期をめどに上場を再開する予定だ。

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