フォードとCI&T、AI活用で南米地域の倉庫管理を高速・高精度に最適化
CI&Tとフォードは、人工知能(AI)を活用して南米地域の部品・倉庫管理システム「Wings」の展開を成功裏に完了した。同プロジェクトは、AIを開発・運用の全フェーズに統合することで、計画より2か月の短縮を達成。開発精度も大幅に向上し、地域ごとの法規制に準拠したカスタマイズが迅速に実現された。 CI&Tは、南米9カ所の倉庫における税制対応を支援し、55万行以上のレガシーシステムの研修を効率化。急ピッチの開発スケジュールに応じ、開発と継続的サポートを統合した3つの専任チームを構築。この連携モデルにより、新機能の導入と運用の安定性が両立された。 フォードITマネージャーのウェリソン・ビアンキーニ氏は、「単に人材を雇うのではなく、AIを活用するイノベーション志向の統合チームを構築したことが成功の鍵だった」と語る。AIを活用した実験を繰り返す姿勢が、従来の慣性を打破し、新たな可能性を生み出したと強調した。 このプロジェクトでは、CI&TのAI管理システム「CI&T FLOW」とフォード独自の大規模言語モデル(LLM)を統合。4,800分以上の会議記録と5万行以上のトランスクリプトを処理し、意思決定の迅速化、知識共有の質の向上、開発フェーズ間の整合性を実現。AIによる洞察予測と情報統合により、現地ニーズへの柔軟かつ正確な対応が可能になった。 CI&Tの上級マネージャー、ジャン・フランク氏は、「単なるプロジェクト納品ではなく、AIとビジネスの深さを融合させることで、物流業務の効率を南米全域で飛躍的に改善した」と評価。AIとテクノロジー、ビジネス理解の融合が、大規模データ処理を支える鍵であると指摘した。 CI&Tは、30年間にわたり100社以上のグローバル企業を支援。AI、戦略、カスタマーエクスペリエンス、クラウド、データなど、多分野の専門性を活かし、世界中で8,000人以上のプロフェッショナルが活動している。
