HyperAIHyperAI

Command Palette

Search for a command to run...

AI 監査が論文約 3,000 件の架空引用を検出

コロンビア大学看護学校のチームは、AI を活用した監査により、2023 年 1 月から 2026 年 2 月までに PubMed Central に公開された 250 万件以上の医学論文の中で、約 3,000 篇に存在しない架空の引用が含まれていることを発見しました。この研究結果は『ランセット』誌に掲載されたものです。チームが開発した自動化された検証システムは、計 9,710 万件の参考文献を調査し、そのうち 4,046 の架空引用が 2,810 篇の論文に見つかったと報告しています。引用の偽造率は 2023 年を通じて月 1 万本あたり約 4 と安定していましたが、2024 年半ばから急激に上昇し、2026 年初頭には同 1 万本あたり約 57 に達しました。この増加は AI 文章生成ツールの普及時期と一致しています。 今回の問題の深刻さは、医療従事者が根拠とする臨床ガイドラインやシステマティックレビューに、存在しないエビデンスが組み込まれている可能性がある点にあります。研究を主導したマキシム・トパス博士は、例えばある論文では 30 件の参照のうち 18 件が架空であり、それらが他の論文や治療方針にも影響を与えていると指摘しています。現在のところ、対象となった論文の 98.4% には出版社による是正措置が講じられていません。 この発見を踏まえ、研究チームは論文投稿時に出版社が参考文献を検証すること、索引データベースが参照の正確性を評価できるメタデータの追加、および研究倫理データベースに架空参照の専用カテゴリーを設けることを提言しています。さらに、既存の出版物についても遡ってスクリーニングを行い、結論を損なう架空引用が発見された場合は訂正や取り下げを行うよう呼びかけています。同論文へのコメントでバウチャー博士らは、世界的に科学への信頼が低下する中、この調査は研究倫理の強化と著者の責任の明確化が急務であることを示しており、すべてのコンテンツに対する責任は著者にあると強調しています。

関連リンク

AI 監査が論文約 3,000 件の架空引用を検出 | 人気の記事 | HyperAI超神経