AI実装の本格化を牽引するVibrant Capitalが発足、ワークフローに根ざした実効性重視のAI投資・育成プラットフォームを展開
Vibrant Capitalが、AIの実社会への実装を加速するための新規投資・企業創出プラットフォームとして正式に発足した。ダラス・フォートワースを拠点とする同社は、AIの価値がモデルの性能ではなく、業務プロセスの変革にこそあると主張。CEOに就任したShadman Zafar氏は、金融、保険、医療、製造、物流、ITサービスなど複数分野にわたり、AIを業務に根付かせる「ワークフロー統合型AI」の展開を進める。彼は「ベンチマークは興味深いが、ビジネスのスコアボードではない。トラックが遅れ、在庫が増えるなら、AI戦略はただのスライドに過ぎない」と指摘。真の価値は、月曜朝の業務の「摩擦」が減り、作業がより速く、正確で安全になることに現れるという。 同社は、企業の実務ニーズとスタートアップの創造性、責任あるリーダーシップをつなぐ3つの仕組みを発表。まず「Growth Partners Network」は、AIで実績を出している企業と連携し、導入の定型化とマーケット進出を支援する。初期パートナーとして、データ基盤のCouchbaseと、AIエージェントの実行を支えるAIテレメトリーグリッドを活用するSkan.aiが選ばれた。次に「Vibrant Studio」は、実業務に即したAI製品を「出荷」することを目的としたインキュベーター。初のプロジェクトとして、AIによる「成果課題型サービス」を提供するHaiIntelが発表された。最後に「CIOフェローズ協会」は、グローバルなIT経営者を結集し、次世代CIOの育成とAIの責任ある展開を推進する非営利団体。 Zafar氏は「次なるAIの波は、騒々しいマーケティングではなく、毎週積み重なる静かな成果で勝つ」と強調。AIの本質は「モデルの知能」ではなく、「ワークフローの変化」にあるという、実務中心のアプローチが、AIの真の価値創出につながるとの信念を示している。
