テスラ、xAI と SpaceX に 5 億ドル以上売却
テスラは昨年、イーロン・ムース氏が率いる他の自社企業に対し、合計約 5 億 7300 万ドルの売上があったことを公表した。これは木曜日に提出された規制書類で明らかになった。この売上のうち約 4 億 3000 万ドルは、ムース氏の人工知能(AI)企業である xAI にメガパックと呼ばれるリチウムイオン電池システムを販売したことによるものである。また、約 1 億 4300 万ドルは、ムース氏のロケット開発会社スペース X へ自動車やバッテリーシステムを販売することで得られたものだ。なお、当初の年間報告書ではスペース X 向け売上の内訳は開示されておらず、今回の提出で初めて詳細が明らかなった。このほか、テスラは 2020 年時点でスペース X と xAI に計 20 億ドルを出資していることも併せて報告された。さらに、両社に対して商業・コンサルティングサービスを提供し、スペース X に 1140 万ドル、xAI に 400 万ドルを請求している事実も確認された。ムース氏は長年、傘下企業の境界線を曖昧にしており、今年はスペース X が xAI を買収してさらに統合を進めている。過去にはテスラのエンジニアが X(旧 Twitter)のコード刷新に携わった他、xAI の AI モデル「Grok」はテスラの自動車やヒューマノイドロボット「Optimus」に組み込まれている。また、ムース氏はテスラとスペース X が「ロードスター」で協力すると述べており、この複雑な社内取引の網目は、投資家やアナリストに懸念をもたらしている。一部の関心者は、ムース氏が公開上場企業であるテスラから、自らのプライベート企業へ資源、人材、AI 技術の革新を転換している可能性を危惧している。さらに、これらムース氏傘下の企業がやがて巨大な単一企業へと進化するのではないかという議論も生じている。今回の報告は、テスラが単なる自動車製造会社を超え、ムース氏の企業群全体にとって重要なサプライヤーかつ投資先となっていることを浮き彫りにしたものである。
