Thinking Machines Lab元メンバーがOpenAIへ復帰、人材流出加速
AIスタートアップ「Thinking Machines Lab」の元従業員が、再びOpenAIに復帰した。この動きは、同社の高水準人材が一時的に流出し、その後一部がOpenAIへ戻るという流れの一環である。最新の復帰者は、Jolene Parish氏。LinkedInの情報によると、彼女は昨年4月にThinking Machines Labにジョインしたが、前職ではOpenAIで3年間勤務していた経歴を持つ。また、Appleで10年間セキュリティ分野に従事した実績もある。 この動きは、過去数か月間にわたり続いている人材の再配置の一例である。先月、同社の共同創業者である元CTOのBarret Zoph氏とLuke Metz氏、研究者であるSam Schoenholz氏が退社。さらに、研究者Lia Guy氏もOpenAIに復帰したと報じられている。また、Andrew Tulloch氏は昨年末にMetaへ移籍している。 Thinking Machines Labは、元OpenAIのCTOであるMira Murati氏がCEOを務め、昨年20億ドルの資金調達を成功させ、120億ドルの評価額を達成。San Franciscoを拠点に、10月に初の製品「Tinker」をリリースした。同社は、プロダクションプログラミングの国際オリンピックで金メダル3個を獲得した伝説的エンジニア・Neal Wu氏や、MetaでPyTorchを創設したSoumith Chintala氏(現CTO)といった著名人材を次々と引き寄せ、注目を集めてきた。 しかし、大手テック企業からの人材誘致が活発化する中、一部の優秀な人材がOpenAIへ戻る傾向が見られ、同社の戦略的再編や人材戦略への関心が高まっている。OpenAIとThinking Machines Labの双方が、今回の件についてコメントを控えている。
