ベン・アフレック、新作映画でAI活用表明
ベン・アフレックがロサンゼルスで開催されたBloomberg Screentimeイベントで、映画制作における人工知能活用の方針を明かした。アフレックが設立したビジュアルエフェクト企業InterPositiveは7月、Netflixに5億8700万ドルで買収された。同イベントでは、同社が開発するAI技術の理念と新映画への導入状況が報告された。 アフレックは、AIは映画クリエイターを代替するのではなく、制作プロセスを支援・効率化する役割を担うべきだと強調。自身も経営する制作現場において、一般公開データで訓練される既存モデルが同業者の作品を無断利用する懸念を指摘し、倫理的な活用経路を模索。資金調達を経て8か月にわたり専用撮影を実施し、専門的映像データからなる独自データセットを構築した。このデータでオープンモデルを追加訓練させることで、制作現場が自社のプロプライエタリ素材を保持しつつ、継続的にツールを最適化できる環境を整備した。 当該AI技術はNetflix配給作品Animalsのポストプロダクション段階で幅広く活用されている。公開予定日は10月9日。アフレックは具体的な活用手法については芸術的プロセスの保護を理由に言及を避けつつ、実用段階にあることを認めた。ハリウッド全体ではAI活用を巡り賛否が対立しているが、アフレックは単に入力するだけで作品が完成する時代は来ないと断じ、技術がクリエイターを置き換えるのではなく、産業構造的にクリエイターが恩恵を受けられる倫理的インフラの構築を企業の基盤としている。
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