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SLB、2025年3四半期実績を発表 チャレンジンクス買収で収益増加、デジタル事業が牽引

スライド・ブレイク・エナジー(SLB)は2025年第三四半期の業績を発表した。同四半期の売上高は89億2800万ドル(前四半期比4%増、前年同四半期比3%減)で、前年比では石油市場の供給過剰や地政学的不透明、原油価格の低迷といった厳しい環境下でも、チャレンジンクス(ChampionX)の買収による2か月分の貢献(売上高5億7900万ドル)を背景に、順調な成長を維持した。ただし、GAAP基準の税引前利益は10億ドル(前四半期比22%減、前年同四半期比34%減)と大幅に落ち込み、純利益は7億3900万ドル(前年同四半期比38%減)にとどまった。一方、非GAAP指標である調整EBITDAは20億6100万ドル(前四半期比0%、前年同四半期比12%減)で、業績の基盤は依然として堅調である。 売上高の地域別構成では、国際市場が69億1600万ドル(前四半期比1%増、前年同四半期比7%減)で、中東・アジア地域が30億ドル(前年同四半期比9%減)と減少した一方、北米市場は19億3000万ドル(前四半期比17%増、前年同四半期比14%増)と大幅に増加。この増加はチャレンジンクス買収による北米市場への貢献(3億8700万ドル)が主因。ただし、チャレンジンクスの影響を除くと、北米と国際市場ともに減少傾向にあった。 事業部門別では、デジタル部門が6億5800万ドル(前四半期比11%増、前年同四半期比3%増)と高い成長を示し、税引前利益率は28.4%(前四半期比250ベーシスポイント拡大)と高い水準を維持。生産システム部門は34億7400万ドル(前四半期比18%増、前年同四半期比14%増)と、チャレンジンクスの生産化学薬品および人工リフト事業の貢献が寄与。一方、リザーバー・パフォーマンスとウェル・コンストラクション部門は前年同四半期比でそれぞれ8%、10%の売上高減少を記録した。 SLBのオリビエ・ル・ペシュCEOは、国際市場が今後の活動回復を牽引すると予想。特に中東・アジア、アフリカ、ラテンアメリカでの継続的な投資活動が期待され、第四四半期には国際市場、デジタル部門、チャレンジンクスの完全四半期貢献によって売上高の増加が見込まれると強調した。また、デジタル分野ではAIとクラウド技術の統合が進み、ADNOCやSBMオフショアなどとの戦略的提携を拡大。さらに、RESMANエネルギー・テクノロジーの買収により、リザーバー監視技術を強化。一方、株主還元も継続。2025年上半期に6億株(24億1000万ドル)を株式買い取り、10月16日に第4四半期配当として1株あたり0.285ドルを決定した。 結論として、SLBは石油価格低迷や市場の不確実性にもかかわらず、デジタル化と戦略的買収を軸に事業の多角化を進め、中長期的な成長基盤を構築している。

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