英国、マイクロソフトと連携して深層偽造コンテンツを検出するシステムを開発
英国政府は、Microsoftと学術機関、専門家らと協力し、オンライン上に拡散する深層偽造(deepfake)コンテンツを検出するシステムの開発を進めると発表した。この取り組みは、悪意あるAI生成コンテンツの拡散を防ぐための基準策定の一環として、政府が進めるAI規制強化の動きの一部である。政府は、深層偽造技術が政治的誤情報や個人の信用毀損、詐欺などに悪用されるリスクを懸念しており、信頼性の高い検出技術の構築が急務だと位置づけている。Microsoftは、同社のAI技術と画像・動画分析の専門知識を提供する予定で、研究機関との連携を通じて、深層偽造の特徴を識別するアルゴリズムの開発を推進する。このシステムは、SNSやニュース配信プラットフォームでの迅速な検出・対応を可能にし、ユーザーの安全と情報の信頼性を守ることを目指している。英国政府は、今後数か月間で実証実験を実施し、2025年中に一定の検出基準を公表する予定だ。この取り組みは、欧州連合(EU)の「AI法案」や米国での類似政策と並行して、国際的なAIガバナンスの枠組み形成に貢献するものと期待されている。
