HyperAIHyperAI

Command Palette

Search for a command to run...

スペースX、火星から月へ戦略転換 マスク「月に自己増殖都市を」

イーロン・マスク氏が率いるSpaceXが、火星探査から月への進出へ戦略を転換した。マスク氏は10月20日、X(旧Twitter)に投稿し、火星への到達より「月に自己成長型都市を構築する」ことを最優先課題に据えると発表した。彼は、「火星への航行は26か月に1回の地球と火星の位置関係のタイミングに依存し、片道6か月かかるが、月は10日に1回の頻度で発射可能で、片道2日で到達する」と説明。この差により、月の都市開発は火星開発よりもはるかに迅速な反復検証が可能だと強調した。 これは、マスク氏が2020年に「2026年までに有人火星着陸を実現する」と発言していた過去の姿勢と大きく異なる。当時、彼は「2年以内に無人機を火星に送る」とも述べており、火星開発への強いコミットメントを示していた。しかし、技術的複雑性や規制上の課題から、過去に複数の計画が延期されてきた経緯がある。特に先週、人類にとって50年以上ぶりの有人月面飛行となるアーテミス2号ミッションの実施が延期されたことで、月面開発の現実性が再評価された。 マスク氏は、火星開発は今後5〜7年後に再開すると明言したが、「文明の存続を確保するという点で、月の方が優先度が高い」と述べ、長期的ビジョンに火星の存在を維持しつつ、短期的な成果を月で得ることを重視する方針を示した。 また、同日付でSpaceXがマスク氏が率いるAI企業「xAI」を買収すると発表。xAIは2025年3月にソーシャルメディアプラットフォーム「X」を取得済み。マスク氏は、この統合により「地球内外で最も野心的かつ垂直統合されたイノベーションエンジン」が誕生すると強調。AI、ロケット、宇宙インターネット、モバイル直接通信、リアルタイム情報共有・表現の自由を実現するプラットフォームの構築を目指すと明言した。月面には「自己成長型の基地と工場」、火星には「完全な文明」の構築を目指すとし、宇宙開発の長期ビジョンを再構築した。

関連リンク