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2026年、テスラの自律走行技術が試される「証明の年」へ

2026年はテスラにとって「証明の年」となる可能性が高い。エロン・マスクCEOは、今年が自動運転技術の実用化を示す重要なターニングポイントになると強調しており、複数の自社設定の期限に挑戦している。主な目標は、消費者向けの自動運転ソフトウェアの進化、完全自律型のロボタクシー「Cybercab」の量産開始、人型ロボットOptimusの商業化、そして長年の延期を経た新型ロードスターの再発表だ。 6月にテキサス州オースチンで限定的にスタートしたロボタクシーは、現在フェニックス、サンフランシスコ、ロサンゼルス、アトランタなど複数都市で運行中。乗務員が乗車して緊急時に介入できる「セーフティドライバー」体制が維持されているが、技術の信頼性が高まれば、その撤去も視野に入っている。4月には、ステアリングホイールやブレーキペダルを備えない完全自律型のCybercabが量産を開始予定。マスク氏は「完全に自律性を最適化した車両」と位置付け、需要の高まりを予測している。 また、全自動運転システムのデータ蓄積においても優位性を強調。同社の自動運転ソフト「フルセルフドライブ」を監視下で利用した走行距離は60億マイルを超え、安全性は高い水準を維持していると報告。一方で、NVIDIAやリビアン、フォード、GMといった競合企業も自動運転技術を急速に進展させている。特に中国のBYDはテスラを追い抜き、価格競争力を活かして市場を席巻している。 さらに、新型ロードスターは4月1日(エイプリルフール)に新たなデザインで発表される予定。マスク氏はスペースXとの協業を示唆し、「史上最も記憶に残る製品発表になる」と語っている。一方で、モデルYやモデル3の刷新は限定的で、デザインや性能面での競争力の低下が指摘されている。EV補助金の削減や自動車市場の成熟により、テスラの販売台数は2年連続で減少傾向にある。 それでも投資家はマスクのビジョンに期待を寄せ、株価は過去1年間で約12%上昇し、12月には481ドルを超える史上最高を記録。ただし、低価格モデルの投入や価格引き下げが、今後の成長の鍵となるだろう。

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