Amazon、AIで生成する映像リマインダー「Video Recaps」をテスト導入
アマゾンプライムビデオが、人気ストリーミングシリーズの前シーズンを振り返るためのAI生成動画要約機能「Video Recaps」をテスト導入している。この新機能は、視聴者がシーズン間の空白期間を埋めるために、重要な物語の展開や登場人物の成長をAIが分析し、映画のようなクオリティの短編動画にまとめる。 対象は英語版のプライムオリジナルシリーズで、『トム・クランシーのジャック・ライアン』『アップロード』『ボッシュ』『ザ・リグ』『フォールアウト』(2025年12月17日放送予定のシーズン2前)など。AIはシーズン全体の主要な出来事やキャラクターの弧を深く理解し、関連する映像クリップ、音声効果、対話、そしてAI生成のナレーションを組み合わせて要約動画を作成。長さは作品によって異なるが、『ジャック・ライアン』シーズン3の例では約3分に及ぶ。 当初は「リビングルーム用」のFire TVデバイスでのみ利用可能だが、今後他のデバイスにも拡大予定。要約は、シリーズの詳細ページに「リキャップ」ボタンとして表示され、次のシーズンに移行する際のナビゲーション機能として利用できる。 この機能は、長期間の放送間隔がある作品の視聴者にとって、記憶のリセットに有効なツールとなる可能性がある。一方で、AIによる要約が不正確な情報を含むリスクも指摘される。アマゾンは現在、プライムオリジナルドラマシリーズは20本未満であり、全作品にAI要約を適用する必要性は限定的。 「『シティーディット』のような作品を人間が見直すのは、本当に難しいことではない」との疑問も浮上する。AIの活用は効率性を高めるが、人間の判断と視聴体験の質の両立が、今後の課題となる。
