AIとエネルギーが融合する今夏の注目イベント――EmPOWER AI 2025、ナパで開幕へ
2025年9月16日から18日までカリフォルニア州ナパで開催される「EmPOWER AI 2025」は、エネルギー業界とAI技術の融合を推進する世界的なカンファレンスとして注目されている。主催はAIを活用したエネルギーインテリジェンス企業、Bidgely。今年のイベントは、北米最大の電力網運営会社であるパシフィコルプが共同開催し、40以上の国際企業の代表が参加する。会場では、電力会社のリーダー、データ専門家、AI企業幹部らが集まり、AIがエネルギーインフラの未来をどう変えるかを議論する。 今年のキーノートスピーカーは、ワークプレイスAIの先駆者として知られるGleanのCEO、アービンド・ジャイン氏。彼は「エネルギー業界がAIの未来をどう乗り越えるか」をテーマに講演する予定だ。Bidgelyのアブハイ・グプタCEOは、「昨年は生成AIの新技術を発表した。今年はさらに強力なAIソリューションを公開し、電力会社がAIを現場で活用できる柔軟性を提供する」と述べ、イベントの意義を強調した。 会議のテーマは「AI駆動の電力需要解析」「次世代顧客セグメンテーションとエンゲージメント」「配電網計画と電動化」。特に注目されるのは、グローバル規模の「Insights Tour」。2025年から始まったこのツアーは、カナダやヨーロッパの各地で開催され、100人以上の参加者から得られた知見がナパでの最終会議に統合される。各地の電力会社が、顧客とグリッド計画の連携をデータとAIで強化する取り組みを共有した。 参加企業には、Ameren IL、APS、OG&E、SMUD、NV Energy、Avista、Itron、AWS、Infosysなど、エネルギー価値連鎖の先端を走る企業が名を連ねる。特に、スマートメーター2.0、生成AI(GenAI)、分散型エネルギー資源(DER)の可視化、EVの検出と負荷調整など、実務に即したソリューションが紹介される予定だ。 Bidgelyは、シリコンバレー発のAI-SaaS企業で、16件の特許、7500万ドル以上の資金調達、30人以上のデータサイエンティストを擁する。住宅・商業ユーザー向けに、個人のライフスタイルに合わせたエネルギー使用の最適化提案を提供しており、グリッドの安定化と顧客満足度向上に貢献している。登録は現在受け付け中。詳細は公式サイトで確認可能。
