アトロポス・ヘルス、AI駆動の商業分析ソリューションを発表—実世界データでブランド戦略を高速化
アトロポス・ヘルス(Atropos Health)は、ライフサイエンス企業向けにAI駆動の商業分析ソリューション「Commercial Analytics」を発表した。同社は、リアルワールド臨床データ(RWD)を個人化されたリアルワールドエビデンス(RWE)に変換する分野のパイオニアとして知られ、今回の発表は、R&D、HEOR/医療、ブランド戦略など、複数の用途に向けた分析能力の拡充を意味する。 新ソリューションは、同社のAIプラットフォーム「ChatRWD®」と「GENEVA OS®」を活用し、迅速かつ高精度な回答を提供。商業・ブランド担当者が、マーケットサイズとセグメンテーション、処方傾向、医療機関(HCP)および顧客ターゲティング、患者の治療経路、薬の切り替え行動、市場シェア、営業チームやオムニチャネル戦略の最適化、新薬の導入状況分析など、多様なビジネス課題に対して、秒単位で可視化されたインサイトとその裏付けデータを一括取得できる。 ドクター・ブリガム・ハイド、同社CEO兼共同創業者は、「RWEと精密医療分野の既存ソリューションから自然に発展したこの新製品は、臨床レベルのデータ品質と正確性を基盤に、バイオファーマ企業が問える質問の幅と用途を広げた」と強調。また、拡大を続ける「Atropos Evidence™ Network」を活用することで、各分析に適切なデータが選択され、信頼性の高い意思決定が可能になると説明した。 ニール・サンガヴィ、同社社長兼プロダクト責任者は、「医療現場での意思決定支援に根ざした基盤をもとに、症状から治療への時間短縮を実現する新たな応用が可能になった」と語る。同社は、前年には米国臨床腫瘍学会(ASCO)のガイドラインをプラットフォームに統合し、第67回米国血液学会(ASH)年次会議で希少疾患向けAIアルゴリズムを発表するなど、研究・臨床分野での進展を続けている。 アトロポス・ヘルスは、GENEVA OS®を「医療のエビデンスを迅速に生成するOS」と位置付け、研究から臨床現場までをつなぐデータ駆動型医療の実現を目指している。詳細は同社公式サイトまたはSNSで確認可能。
