SolarWinds、Amazon Bedrockと連携して生成AIの規模化と監視を実現
SolarWindsは、Amazon Web Services(AWS)との協力をさらに深化させ、Amazon Bedrockを活用したAI機能の拡張を発表した。この提携により、SolarWindsのプラットフォームとSolarWinds Service Deskに、生成AIの能力が統合されるとともに、同社の観測ツール「SolarWinds Observability SaaS」がAmazon Bedrockのサービスを直接監視できるようになった。この二重の統合は、AIが本格的に業務に導入される中での信頼性と可視性を高めるもので、2025年のAWS re:Invent会議を前に注目を集めている。 SolarWindsは、Bedrockを通じてAnthropicのClaudeモデル(Claude 4およびClaude 4.5)を活用し、サービスデスクにおけるチケット要約、インシデントの相関分析、インテリジェントな対応提案などの機能を実現。これらの機能は、AIを設計の中心に据えた「AI by Design」原則に基づく「SolarWinds LLMゲートウェイ」によって安全にモデルを抽象化・統合している。CTOのKrishna Sai氏は、「Bedrockは安全でスケーラブルな基盤を提供し、データのプライバシーとコントロールを守りながら、迅速なイノベーションを可能にする」と強調した。 一方、SolarWinds Observability SaaSは、Bedrockの呼び出し頻度、遅延、トークン処理速度、制限状況、全体的な健全性などを可視化するダッシュボードと自動アラートを提供。これにより、企業は最先端のAIインフラの運用状態をリアルタイムで把握できる。 さらに、今年秋に発表された「SolarWinds AIエージェント」もBedrock上で動作し、自然言語によるやり取りでインシデントの要約、原因特定、自動ワークフロー実行を実現。Root Cause Assistや動的しきい値機能との連携により、ITチームの負担軽減と問題解決のスピードアップが可能となる。 これらの機能は、すでにSolarWinds Service Deskで利用可能。今後はObservability SaaSやデータベース管理製品などにも順次展開される予定。SolarWindsは、透明性と安全性を重視した「Secure by Design」フレームワークのもと、AIによる自律的な運用への移行を支援している。
