サム・アルトマン、メッセンジャーとして活躍
OpenAI のサム・アルトマン CEO は、Stripe セッションでの Patrick Collison CEO との対話において、自身のコミュニケーション習慣と経営スタイルの変容について明らかにした。アルトマン氏は毎日数百通ものテキストや Slack メッセージを従業員に送っているが、これは AI に任せず自らが直接行っていると明言した。その日中のやり取りは数分程度だが、組織の様々な側面から有用な文脈を得られると述べている。計算上、この習慣は平日のみで年間約 3 万 9 千通に相当するが、アルトマン氏は通信ができないナパバレーの牧場での時間も大切にしている。 彼は Slack というツールを愛していないと繰り返し表明しているが、メールなどの旧来の手段に比べて、即時性の高いコミュニケーションが不可欠であるとの考えを示した。一方、自身の管理スタイルについては、現場に細かく介入する「ハンズオン」型ではないと定義している。優れた人材を登用し、高いレベルの目標を指示するだけで、業務が自然に進むことを信じるアプローチを採っているという。 現在 OpenAI は、研究ラボから消費者向け製品の開発へと移行した第二期の幕引きを終え、第三の時代へと移行しようとしている。これは世界中のユーザー向けに、巨大なトークン生成施設を構築するという新たな試みであり、これまでにない規模の挑戦である。アルトマン氏は、研究ラボの運営と製品会社の運営では必要とされるスキルセットが全く異なり、第三の時代にはさらに異なる対応が求められることを認識している。これまでの経験から、従来の管理スタイルではこの新たな規模感を支え切れない可能性を指摘しており、将来的には新たな優秀な人材の採用、管理方法の刷新、あるいは AI による管理システムの構築など、いくつかの選択肢を検討する必要があると語った。
