FigmaCEOがAIは職を奪わないと言い切る 社内では全部門で採用を継続
FigmaのCEOであるDylan Field氏は、AIが人々の仕事を奪うものではないと明言した。10月17日、Lennyのポッドキャストに出演したField氏は、「この技術が自分たちの仕事に来るとは、実感として信じられない」と述べ、AIへの過剰な不安を払拭する姿勢を示した。彼は9月に実施した調査結果を引用し、設計者、プロダクトマネージャー、開発者、研究者、データスペシャリスト、マーケターなど1,199人を対象にした調査で、60%のプロダクトビルダーがAIの導入により「高付加価値な作業」に費やす時間が増加したと回答したと説明。また、約70%が「全体的な生産性や効率が向上した」と回答した。 Field氏は、AIの進化に対して「不安ではなく、どう適応するか」に注目すべきだと呼びかけた。Figmaはウェブサイトやアプリなどのデジタル製品設計を支援するツールを開発するサンフランシスコ拠点の企業で、2012年に同級生のEvan Wallaceとともに共同創業。2023年7月に大規模なIPOを実施し、現在の時価総額は約300億ドルに達している。同社は現在1,600人以上の従業員を抱え、Field氏は「新たな役職を積極的に採用している」と述べ、AI導入の一方で人材の拡充を進める姿勢を示した。 彼はAIの役割を「人間の働きを補完する」ものと位置づけ、「AIは人間の創造性や意思決定を代替できるものではない」と強調。特にデザインの現場では、反復的で単調な作業をAIが担い、より創造的な部分に集中できる環境を整えることが重要だと語った。また、AIは「学びや成長の道、人間の意識の探求の機会」にもつながると述べ、技術の可能性を前向きに捉える姿勢を示した。 Field氏は以前のポッドキャストでも「AIは人間の役割を置き換えるものではなく、設計プロセスから「単調な作業」を排除し、より多くの人にアクセスを広げる手段だ」と語っており、AIと人間の協働を重視する姿勢を一貫している。
