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AIとロボットの進化でお金は不要に――マスクが「労働も選択肢」と語る未来像

エロン・マスク氏は、人工知能(AI)とロボット技術の進化により、将来的に通貨の価値が意味をなさなくなると予言した。米国・サウジ投資フォーラムで開かれたパネル討論に出席したマスク氏は、AIの発展によって「経済的制約を超えた社会」が実現可能になると語った。彼は「電力や物質の制約は残るが、ある時点で通貨そのものが意味を持たなくなる」と述べ、SF作家アイアン・バンクスの『カルチャー』シリーズに登場する未来社会を例に挙げ、AIがもたらす豊かさと自由のあり方を説明した。 マスク氏によれば、労働はもはや必須ではなく、ゲームやスポーツと同じように「選択肢としての活動」になるという。彼は「家庭菜園を楽しむように、誰かが自らの意図で働くようになる」とし、労働の本質が「義務」から「趣味」へと変化すると予測した。 また、マスク氏は貧困の根本的解決策として、Teslaが開発中の人型ロボット「オプティマス」の普及を強調。AIとロボットがすべての労働を代替すれば、政府は「普遍的かつ高水準の所得」を全員に支給すべきだと主張した。彼は10月のジョー・ロガンとの対談で、「ユニバーサルベーシックインカムではなく、ユニバーサルハイインカムが理想」と語り、誰もが望む製品やサービスを自由に手に入れられる未来を描いた。 一方で、この変化には「大きな混乱と葛藤」が伴うと警鐘を鳴らした。マスク氏は、パネルの同席者であるNVIDIAのジェンセン・アンガーCEOに冗談を飛ばし、「通貨が無意味なら、今日のNVIDIAの決算発表は意味がないね」と皮肉を飛ばし、両氏はアクア・パナのボトルを鳴らして乾杯した。この発言は、AIが経済構造を根本から変える未来への期待と、現実の経済システムとの対比を象徴する一場面となった。

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