Galaxy XR登場:Android XRで始まる次世代AR/VR体験
SamsungがAndroid XR対応の初のVR/ARヘッドセット「Galaxy XR」を発表した。このデバイスは、Android XRという新しいOSを搭載し、ユーザーが仮想空間に没入するだけでなく、現実世界に意識を保ちながらも操作できるハイブリッド体験を提供する。音声、手の動き、視線で自然に操作でき、Google Playから数百万のモバイル・タブレットアプリをそのまま利用可能。YouTubeやGoogle Maps、Google Photos、Chrome、Google TV、Meetなど、Googleの主要アプリがXR環境に最適化されており、Crunchyroll、HBO Max、Peacockといった人気ストリーミングサービスも対応。また、MirrorscapeやOwlchemy Labs、Resolution Gamesなどのゲームスタジオから、没入型ゲームも多数提供されている。AdobeやCalm、Fox Sports、MLBなどからも50以上の新規XR体験が登場している。 Galaxy XRの最大の特徴は、AIアシスタント「Gemini Live」の深層統合だ。Geminiはユーザーが見ている画面や行動を理解し、リアルタイムで情報提供や操作補助を行える。たとえば、バスケットボールのハイライトを見ながら「その選手のスタッツを教えて」と尋ねれば、画面内の選手を認識して即座にデータを提示できる。また、Google Photosの2D写真や動画を3D空間に変換し、思い出に「歩き込む」ことも可能。 作業環境としても強力だ。複数のアプリを自由に配置・サイズ変更でき、ブラウザ、ドキュメント、音楽アプリなどを周囲に展開できる「無限のデスクトップ」を実現。Adobeの動画編集アプリ「Project Pulsar」や、TopHatchのスケッチアプリ「Concepts」も対応。キーボードやマウス、PCとの接続も可能で、PCの代替環境としても活用可能。Geminiは「Hey Google、ウィンドウを整理して」という一言で、散らかった作業空間を自動で整頓する。 Galaxy XRは、OpenXRやWebXR、Unityなどのオープン標準を採用しており、今後さらに多様なコンテンツが登場する見通し。Android XRの登場により、VR・ARは単なる娯楽から、本格的な作業・創造・情報活用のプラットフォームへと進化した。
