マイクロソフトのラジエス・ジャ氏、35 年以上在籍で退任
マイクロソフトは 7 月、社歴 35 年以上にわたる最高経営幹部ラジェシュ・ジャ氏を退職させると発表した。ジャ氏はエクスペリエンス・アンド・デバイス部門の副社長として Office 製品の統括を担当し、Microsoft 365 に AI 機能「Copilot」を組み込むなど、同社の生成 AI 戦略の中心人物だった。ナデラCEOはジャ氏の功績を称え、同氏の基盤の上に企業が成長したと評価している。後任体制として、ジャ氏の直接部下であった 4 名のリーダーがナデラCEOに直接報告するようになる。この中には、Office アプリや M365 Copilot を担当するリンクトイン CEO ライアン・ロランスキーや、Surface 端末や Windows OS を統括するパワン・ダヴルーリらが含まれる。また、ジャ氏はエグゼクティブバイスプレジデントへの昇進など、残ったチームの役割強化を図り、Copilot やサイバーセキュリティへの集中力を維持するよう従業員に呼びかけた。財務面では、Microsoft 365 の商用クラウド収益は前年比 17% 増となり、全売上高の 30% 以上を占めているが、Windows やデバイスの売上は若干減少した。この人事変更は、同社が競合する OpenAI や Anthropic との協力・競争関係を強化する中で実施されたもので、先月ゲーム部門のトップであるフィル・スペンサー氏が退任した直後の出来事として注目を集めている。ジャ氏は以前、マイクロソフトワークスや Exchange、SharePoint、Outlook などの開発を主導し、インド工科大学マドラス校でコンピュータサイエンスを学んだ経験を持つ。Microsoft は今月、Copilot 機能を含む月額 99 ドルの最上位プラン「Microsoft 365 E7」の提供も開始する予定である。
