AI企業アントロピックがシリーズGラウンドで300億ドルを調達、3800億ドルの時価総額を達成
アントロピックは、GICとコートゥーが主導するシリーズG資金調達で300億ドルを調達し、出資後評価額は3800億ドルに達した。このラウンドはD. E. Shaw Ventures、ドラゴネア、ファウンダーズファンド、ICONIQ、MGXが共同リードし、アクセール、アディション、ブラックロック・関連ファンド、シーケンシアキャピタル、テンセック、QIA、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス・アラテナティブズ、インサイト・パートナーズ、ライトスピード・ベンチャーパートナーズなど多数の大手投資家が参加。また、マイクロソフトとNVIDIAの既存投資の一部も含まれており、企業と技術リーダーの信頼が裏付けられている。 アントロピックは設立から3年不到で初の収益を上げ、現在の年間換算収益は140億ドルに達し、過去3年間で年間10倍以上の成長を記録。特にClaude Codeの登場が大きな転換点となった。2025年5月の一般公開後、2026年初頭から収益は25億ドルを超えるまでに拡大し、1年間で2倍以上に成長。週間アクティブユーザーも倍増し、GitHub上の公開コミットの4%がClaude Codeによって生成されるなど、ソフトウェア開発のインフラとしての影響力が急速に拡大。企業利用は全体の半数以上を占め、2024年には100万ドル以上を年間支出する顧客が12社だったのが、2026年には500社以上にまで拡大。フォーチュン10社のうち8社がClaudeを採用している。 2026年1月には、Claude Codeの知能を拡張した「Cowork」を含む30以上の新製品・機能を一挙リリース。11のオープンソースプラグインにより、営業、法務、財務など特定の業務分野に特化したアシスタントとして活用可能。また、ヘルスケア分野ではHIPAA準拠のClaude for Enterpriseを提供し、医療・生命科学分野への進出を加速。 最新モデル「Opus 4.6」は、ドキュメントやスプレッドシート、プレゼン資料をプロフェッショナルな水準で生成できるエージェントを実現。経済的価値のある業務(金融、法務など)を評価するGDPval-AAテストで世界トップのパフォーマンスを記録。GICのチーフインベストメントオフィサー、チュー・ヨン・チーン氏は「アントロピックは企業AIのカテゴリーリーダーとして、安全性、性能、スケーラビリティの新基準を設定している」と評価。 クラウドインフラ面でも強みを発揮。AWS Bedrock、Google Cloud Vertex AI、Microsoft Azure Foundryの3大クラウドプラットフォームで利用可能。AIハードウェアもAWS Trainium、Google TPU、NVIDIA GPUを分散して活用し、最適なワークロードに最適なチップを割り当てることで、信頼性とパフォーマンスを両立。このインフラの多様性が、企業の重要な業務に不可欠なAIとしての地位を確立している。 アントロピックは、今後も開発者と企業のニーズに応える製品・モデル・パートナーシップの拡充を進め、AIの本格的実装時代をリードする。
