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元MSエンジニア、単独でAIスタートアップ創業

元Microsoftエンジニアのジュネイブ・カーン氏(25)が、年間給与20万ドル以上の待遇を離れ、AIを活用する個人スタートアップ「Treasury」の設立に完全集中している。カーン氏は2023年に大学を卒業しMicrosoftに入社したが、社内でのサービス停止対応や開発スピードの鈍化に課題を感じ、2024年8月に退職。以来、シアトルを拠点に共同創設者や外部資金なしで事業を推進している。 Treasuryは生成AI技術を活用した一般消費者向けのパーソナルファイナンスコーチングツールだ。カーン氏は在籍中の2年間、夜間と週末を活用して開発を継続。Y Combinatorへの採択却下後も他者の承認を待たず自身の貯蓄を種銭として事業化に踏み切った。現在、AIコーディングツールの活用により個人でのプロダクト開発を可能にし、有料顧客を獲得して累積収益6000ドル超を達成している。 資金調達を避けつつユーザー層を拡大するため、カーン氏はTikTokやX、Instagramにて開発プロセスや失敗事例を公開。フォロワーはわずか1年間で約3万人に成長し、広告費ゼロの集客チャネルとして機能している。カーン氏はAIツールの進化がソフトウェア開発のハードルを大幅に下げたことを指摘し、個人開発者でも十分な市場検証が可能な時代となったと分析する。 現在は収益を全て事業再投資に充て、退職時に蓄えた貯蓄で生活維持を続けている。カーン氏はスタートアップ推進に必要な許可は他者が与えるものではなく自ら取得するべきだと語り、VC依存型の創業慣行を見直す動きが広まる中、自律的な個人起業家モデルの顕著な事例となっている。

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