ハーバード受験より難しい?現代の就職市場で0.4%の採用率が物語る真実
現在の労働市場では、ハーバード大学への入学よりも就職するほうが難しいという現実が広がっている。ビジネスインサイダー(BI)の井戸明紀が報じるところによると、平均的な求人には242通の応募が寄せられ、採用確率はわずか0.4%。一方、マサチューセッツ州にあるハーバード大学の入学率は3.6%であり、就職の方がはるかに厳しい状況にある。さらに、NASAが2025年の宇宙飛行士候補者として8,000人の中からわずか10人を選び、採用率0.125%という極めて厳しい基準を設けたことを考えれば、就職の難しさが一層際立つ。 この現象は「グレートフリーズ」と呼ばれる、採用も解雇も極端に抑制される状況に起因している。求人を出す企業も、膨大な応募者の中から適任者を見極める作業に疲弊しており、採用ソフトウェア企業グリーンハウスのダニエル・チェイトCEOは「誰も今の状況に満足していない」と語る。この混乱の背景には、人工知能(AI)の進化がある。AIの活用により、求職者はあらゆる求人に一括応募が可能となり、求人市場はさらに混雑している。 こうした状況に直面し、多くの労働者が「ジョブハグging(職場にしがみつく)」という言葉で表すように、現状にとどまることが最善と判断する傾向が広がっている。これは「大離職(The Great Resignation)」の逆の流れだ。 しかし、動けないわけでもない。BIは、実際に退職を経験した人々の体験談を5回にわたり掲載している。第1弾は、グーグルの上級幹部だったジェニー・ウッド氏。彼女は生活の持続可能性を失ったとして、自らの立場を離脱。高収入・高ポジションの立場にあったが、その経験から「誰にでも適用可能な実践的アドバイス」を提供している。もちろん、退職後にホームレスになるなど、結果が順調でないケースも存在するが、本人は現在の状況に満足していると明かしている。 今、自分に合った選択を模索する人がいるなら、その声を届けてほしい。取材チームに連絡を。
