日本ロボット製造業、NVIDIA Cosmosで物理AI構築
NVIDIAは物理AI統合プラットフォーム「Cosmos」シリーズの一環として、エッジデバイス向けに最適化された世界モデル「Cosmos 3 Edge」を発表した。40億パラメータを持つ本モデルは、JetsonプラットフォームやRTX GPU上で動作し、ロボットやビジョンAIエージェントが環境をリアルタイムで推論し、自律行動を生成する能力を実現する。開発サイクルの短縮を目的としたMetropolisライブラリも併せて公開され、専用モデルの転移学習を約1日で完了可能となる。 これを受け、日本のロボティクス・製造業エコシステムが本格的にCosmos基盤への統合を開始する。ファナック、富士通、安川電機、川崎重工業など主要14社がCosmos Coalitionへの参加を表明。富士通が主導し、これらの企業がNVIDIAの技術を活用した共同制御プラットフォームの開発へ乗り出す。また、NECや日立製作所、ソニーグループ、ソフトバンクなどによるデジタルツイン、自律農業、医療・造船分野での物理AI実装も並行して推進される。Cosmos Coalitionの拡大により、日本の企業はファクトリからインフラに至るまでシミュレーション環境で物理AIシステムを検証・最適化でき、開発期間の大幅短縮と産業DXの加速が期待される。 NVIDIA創業者兼CEOのジェンセン・黄氏は、「AIの次のフロンティアは物理世界にある。日本の精密製造とロボティクスの強みをCosmosと組み合わせ、インテリジェント産業の次世代を創り出す」と述べ、日本市場の物理AI展開を支援する方針を示した。
