OpenAIがインド向けに500ルピー未満のChatGPT GOを発表
OpenAIはインド市場向けに新たな低価格サブスクリプションプラン「ChatGPT GO」を発表した。月額399ルピー(約4.60米ドル)で、従来のプレミアムプラン(月額1,999ルピー、約23米ドル)と比べて大幅にリーズナブル。このプランの導入にあわせて、OpenAIは全プランのローカル通貨価格表示を導入し、インドの決済インフラ「UPI(統合決済インターフェース)」による支払いも可能にした。 Nick Turley氏、OpenAIのChatGPT担当バイスプレジデントは、ChatGPT GOが無料版に比べてメッセージ送信、画像生成、ファイルアップロードの上限を10倍に引き上げると説明。さらに、ユーザーの会話履歴をより長期間記憶し、パーソナライズされた応答を提供する機能も搭載されるとしている。 「ユーザーからの要望として『より手頃な価格のプラン』が常にあり、インドを最初の展開国として選んだ。フィードバックをもとに、他の国への展開を検討する」とTurley氏は述べた。 この発表は、AI製品の開発者として知られるTibor Blaho氏による事前リークと一致しており、市場の関心を高めている。同社によると、ChatGPTの世界累計週間利用者数は昨年3月の5億人から7億人以上に増加。特に3月にリリースされた画像生成機能のアップデート後、インドでの利用が急増している。 AppFiguresのデータによると、過去90日間でインドからのChatGPTアプリダウンロード数は2900万件を超え、世界最多。しかし、同国での収益はわずか360万米ドルにとどまっている。 この低価格戦略により、インドの8億5000万人を超えるインターネットユーザー層への浸透が加速すると見込まれる。他社も同様の動きを示しており、PerplexityはAirtelと提携し、無料のProプランを提供。Googleもインドの学生向けに1年間の無料AI Proプランを提供している。 OpenAIは無料サービスを提供しないが、現地価格を意識した戦略により、インド市場でのサブスクリプション転換率の向上が期待されている。
