Google クラウド成長、AI 需要で Microsoft と Amazon を上回る
主要なクラウドインフラプロバイダー 3 社が、AI 需要の高まりにより分析家の予想を上回る決算を発表しました。特に Google クラウドは記録的な成長率を達成し、売上は前年同期比で 63% 増の 200.3 億ドルに達し、StreetAccount の予想を大きく上回りました。これは 2020 年にクラウド業績の公表を開始して以降、最強の伸長率です。Google によると、企業向け AI ソリューションがクラウド事業の主要な成長ドライバーとなり、同社の生成 AI モデル「Gemini」を利用した製品からの売上が 800% 増となりました。また、自社製の AI 専用チップ「TPU」も成長を加速させており、Nvidia の GPU に代わる選択肢として注目されています。 一方、クラウド市場をリードする Amazon Web Services (AWS) は、売上が 28% 増の 376 億ドルに伸び、予想を約 10 億ドル上回りました。AI エージェントやアプリケーション構築のためのサービス「Bedrock」の利用が急増し、顧客による使用量の伸びは前四半期比で 170% に達しました。また、OpenAI のモデルが Bedrock に導入され、顧客からの関心は高い状態です。Microsoft の Azure も 40% の成長を記録し、予想を上回る好決算となりました。特に、プラットフォーム上で Anthropic や OpenAI の AI モデルを採用する顧客数が前四半期から倍増したと報告されています。 これら 3 社は、AI インフラの構築に巨額の投資を続けており、今年のコスト支出は合わせて約 6000 億ドルに達すると見込まれています。この急成長の背景には、企業による AI ツールへの需要が本格化したことがあり、今後とも持続的な成長が予測されています。しかし、小規模な新興クラウド事業者「ネオクラウド」の台頭も進んでおり、CoreWeave や Nebius などが既に市場の 5% を占めるなど、競合環境は厳しさを増しています。株式市場では、Google の親会社である Alphabet の株価が約 7% 上昇した一方、Amazon と Microsoft は若干下落する展開となりました。
