パウエル議長、Treasury 長官らがアンソトロピック「Mythos」モデルを協議
連邦準備制度理事会(FRB)のパウル議長と米財務省のベッセント長官は、今週火曜日にウォール街の主要銀行のCEOたちを招き、アンソロピック社の最新 AI モデル「Mythos」がもたらすサイバーセキュリティリスクについて閉鎖的な会議を開催しました。この会議はウォシュントン DC の財務省本部で開かれ、ブルームバーグなどの報道によると、金融業界のトップたちが招集された背景には、Mythos を含む次世代 AI の発展が金融システムの安定性に与える潜在的な脅威への懸念がありました。出席者には JP モルガン・チェースのダイモン CEO も招待されていましたが、都合により欠席したとされています。 アンソロピック社は同日、この最新モデル「Mythos」を巡り、アマゾン、アップル、NVIDIA など大手テック企業と連携して新たなプロジェクトを開始したと発表しました。このプロジェクトは「グラスウィング」と名付けられ、Mythos の高度な能力を活用してサイバー防衛体制を強化する緊急の取り組みです。Mythos は、主要なオペレーティングシステムやウェブブラウザの脆弱性を発見する能力を持ちますが、その性能が高すぎるため、安易な一般公開は行われません。同社は声明で、AI 技術の進化が極めて速く、安全な運用がなされない状態でこうした能力が普及すれば、経済、公衆の安全、そして国の安全保障に甚大な被害をもたらす可能性があるとして警鐘を鳴らしました。 2023 年にバイデン政権が初めて AI を金融安定に対する潜在的なリスクとして指定して以来、政府と金融業界の間で警戒感が高まっていました。今回の会議は、AI の急速な進展に対応し、攻撃ではなく防御のためにその力を活用しようとする公的機関と民間企業の連携を示す重要な出来事となりました。
