AI前立腺MRI癌診断臨床試験
UCL主導の国際臨床試験PARADIGMが開始され、前立腺癌MRI診断における人工知能(AI)の実用性が検証される。欧州を中心に前立腺癌診断の標準化が進んだMRI検査は、需要増と専門放射線科医の世界的な不足により医療体制に圧力をかけている。本試験では500名の被験者を18ヶ月で募集し、AIと臨床放射線科医が同一被験者の画像をそれぞれ盲検状態で評価するクロスオーバーデザインを採用する。主要評価項目はグリソングレードグループ2以上の臨床的に意味のある前立腺癌の検出能である。UCL外科・介入科学部のDr. Alexander Ng博士が研究を主導し、Prof. Veeru Kasivisvanathan氏とDr. Doug Pendse氏が主任研究者を務める。研究チームはAIが医師を代替するのではなく、診断ワークフローに安全に統合され、検出精度の標準化と医療アクセスの改善に寄与することを目指している。本研究成果は医学誌EMJ Radiologyに発表された。前立腺癌患者の増加が予測される中、AI支援診断の実証は医療資源の効率化と早期発見の実現において重要なマイルストーンとなる。
