Framework、RTX 5070 12GB モジュールを 1,199 ドルで販売、コスト増で価格上昇
フレームワークが 2024 年 5 月に発売した最新モデルの RTX 5070 モバイル GPU は、12GB バージョンが 1,199 ドルという驚異的な価格で提供されています。これは 8GB バージョンの 699 ドルと比較して 72% の値上げであり、フレームワーク社自体が価格決定権を持たないため、この高額設定は避けて通れないと説明しています。今回の 12GB モデルは、GDDR7 メモリを 3GB チップに変更し、バス幅を 128 ビットから 192 ビットに拡大することで、デスクトップ版と同等の 576 GB/s のメモリ帯域幅を実現しました。計算コア数や TGP、ブーストクロックなどの性能仕様は 8GB モデルと同一ですが、メモリ帯域の増強によりコストが約 500 ドル増加したと見られています。 この製品の価格高騰の背景には、GDDR7 メモリ自体の高い製造コストと、世界的な AI ブームによるメモリ不足があります。主要メモリメーカーが生産ラインをデータセンター向けにシフトさせたため、一般消費者向けの供給は逼迫しており、価格上昇が進行しています。フレームワークは、現在の GDDR7 在庫が枯渇すれば、既存の 8GB モデルさえもより高い価格で再入荷する可能性を警告しています。フレームワーク製品の独自性は、モジュラリティにより既存のノートパソコンへの交換アップグレードが可能な点にありますが、類似する他社の製品が存在しないため、直接比較が難しい状況です。市場全体で見れば、同価格帯でより高性价比な選択肢が存在する可能性がありますが、現在の日米市場のSupply Chain 事情を考慮すると、フレームワークの価格設定もやむを得ない側面があります。この価格は、ハードウェアのモジュール化という利便性と、現在の半導体市場の過酷な現実との兼ね合いが生んだ結果と言えます。消費者は、メモリ帯域の向上による性能メリットと、それに見合う価格負担を慎重に検討する必要があります。
