投資家らがニューラルリンクを420億ドルと評価
エルオン・マスク氏率いるブレインタップ開発企業ニューロリンクの株式評価額が、第二次市場での取引を通じて420億ドルに達していることが確認された。これは昨年90億ドルで締めくくられた前回資金調達時の評価額と比較し、約5倍の大幅上昇である。プライベートマーケット調査機関のデータによると、最近の取引価格は290億ドルから420億ドルの範囲で推移しており、一部の買い手は600億ドル近い評価額で株式を取得しようとしている。 この急激な評価額上昇は、スペースXのIPO成功を受けた投資家の資金動向を反映している。マスク氏傘下のAIやロボット関連企業への関心が高まる中、未上場企業であるニューロリンクの株式を巡って、従業員や初期投資家が手放す株式を二次市場で求める動きが活発化している。投資家らの間では価格を問わず買いたいという強い需要が示される一方で、割高感を懸念する声も根強く、市場評価には明確なコンセンサスが形成されていないのが実情だ。 事業面では、ニューロリンクは麻痺患者の脳波でデバイス操作を可能にする埋め込み型ブレインタップの開発を進めている。今年初めに公表された臨床試験では21名にチップを埋め込み、将来的な視力回復も目指すが、技術実用化はまだ初期段階にある。資金調達状況については、公式な公開評価額や新規ラウンドの実施については明言を避けている。唯一公式に確認されたのは、今年5月にオマーン主権富基金が非公開の評価額で出資した事実である。 未上場企業である以上、現在の評価額は継続的な公開市場の価格ではなく、需要に基づく試算値に過ぎない。マスク氏は過去に関連投資家の事業参画を容易にする企業統合を実施するなど、シナジー活用で投資家利益を最大化する手法で知られている。スペースXの評価額が現在約1兆6000億ドルに達する中、ニューロリンクの今後の資金調達動向と技術進展が市場から引き続き注目されている。
