オックスフォード大とグーグルが連携、AIツールを全教職員・学生に提供
グーグルとオックスフォード大学は、学生および教職員向けに先進的なAIツールの提供を推進する共同プロジェクトを開始した。この取り組みにより、両機関はGemini for EducationやNotebookLMといった最新AIモデルを、オックスフォード大学の教育環境に統合。学習、創造、授業、協働のあり方を強化する。 前段階のパイロットプログラムでは、参加者の85%が生産性の向上を実感し、75%がAIツールの導入で作業効率が上がったと回答。これを受けて、大学の学部や研究科を通じて、教職員・学生がGoogle for Educationワークスペース内でPro版ライセンスを取得できる体制が整備された。また、すべての教職員・学生がセキュアなGoogle Workspace経由でGemini for EducationとNotebookLMにアクセス可能となっている。 Gemini for Educationには、「ガイド付き学習」機能が搭載され、単なる答えの提示ではなく、深層理解を促すための質問と段階的なサポートを提供。最新モデルであるGemini 3は、教育科学に基づき教育専門家と共同開発されたもので、学習効果を最大化する設計となっている。さらに、Gemini Proライセンスには「Deep Research」機能が含まれ、複数ステップの研究計画を自動策定し、数百の関連Web情報から検索・分析・要約を行い、出典付きの包括的なレポートを生成する。 オックスフォード大学AI能力センター長のAlwyn Collinson氏は、「多くの教職員や学生がすでにAIを試行している。今回のグーグルとの連携により、安全で責任ある使い方を支える教育支援とともに、最高水準のAIモデルへのアクセスが可能になる。研究の加速や、グローバルな課題解決に向けたイノベーションを推進する基盤となる」と語った。 パイロットでは、研究の加速、助成金申請の支援、業務効率化といった実用的活用例が確認された。この協働を通じて、両機関はAIリテラシーの育成とスキル習得の重要性を共有。次世代の学びと研究を支える環境を整備し、学生が将来の創造者・協働者・課題解決者として活躍できるよう支援する。オックスフォード大学は、高等教育におけるAIの戦略的活用の先駆けとしての地位を確立している。
