エラスティック、DeductiveAIを最大8500万ドルで買収
エンタープライズソフトウェア企業のElasticは、AIを活用したソフトウェアバグ検出・自動修正スタートアップのDeductiveAIを買収することで合意した。買収総額は最大8500万ドルである。DeductiveAIは2023年11月にCRVをリードインベスターとして750万ドルのシードラウンドを資金調達し、3300万ドルの評価額で活動を開始した。共同創設者はThoughtSpot元エンジニアリングVPのRakesh Kothari氏と、Apache財団、Meta、Databricksの創設エンジニアを務めたSameer Agarwal氏である。 本件は生成AIコードの急増に伴い注目されるAIサイトレリビリティエンジニアリング分野の活発な買収動向を反映している。Elasticは検索・分析エンジンに加え、システム監視を担う観察可能性プラットフォームを構築している。DeductiveAIの技術と統合することで、顧客はパフォーマンスの自動監視や障害のリアルタイム修復を可能にし、SREチームは手動デバッグから解放され製品開発に注力できる環境が整う。同社は年間継続売上高約100万ドルを記録している。 既存のテック企業がAIネイティブ企業を買収し自律型運用技術を自社の製品群に組み込む流れは、さらに加速する見込みだ。両社とも現時点で公式コメントは提供していないが、Elasticの観測分野における競争優位性は明確に強化される。エンジニアの運用負荷軽減とシステム信頼性の向上が、同統合の主な成果となるだろう。
