Nvidia CEO、OpenAI向け投資を確約「状況は順調」
NVIDIAのジェンセン・ファンCEOは、同社とOpenAIの提携に関する報道を否定し、「問題はない。一切のトラブルはない。計画は順調に進んでいる」と明言した。CNBCのジム・クレーマーとのインタビューで、ファンCEOは「今後もOpenAIの次回資金調達に投資する」とし、その規模が「史上最大の私的資金調達」と述べた。同社は今後数カ月以内に最大1000億ドル規模の資金調達を検討しており、NVIDIAはその参加を確約した。 2023年9月、ファンCEOとOpenAIのサム・アルバートCEOは、NVIDIAがOpenAIに最大1000億ドルを段階的に投資し、同社がNVIDIAの技術を基盤とするAIインフラを構築するという意向書を発表。そのインフラには最大10ギガワットの電力が必要とされた。しかし、同年11月のSEC提出書類で「合意は未了」と明記され、その後の報道では提携が「凍結」しているとの見方が広がった。 この流れを受け、NVIDIA株は3.4%下落。10月の高値から13%の調整を記録した。しかしファンCEOは、NVIDIAはOpenAIの将来の資金調達にも参加する意向を示し、将来的なOpenAIの上場(IPO)にも関与したいと語った。 一方、OpenAIのアルバートCEOもX(旧Twitter)で反応。NVIDIAとの関係について「NVIDIAは世界最高のAIチップを製造している。私たちは長期間にわたり最大の顧客の1つになりたい」と強調。「なぜこんな騒ぎが起きているのか、まったく理解できない」と述べ、両社の協力関係に変化はないと明言した。 実際、OpenAIはNVIDIAのGPUを創業以来、AIモデルの構築と運用に不可欠に活用してきた。しかし、需要の急増に伴い、チップ不足が課題となっており、同社はAMD、Broadcom、Cerebrasなどとの協業も進めてきた。ファンCEOは、こうした多様なパートナーシップを否定せず、「競合との関係も含め、オープンな協業を推進する」と強調した。
