AIチャットボットが自動化に適する40の職種とそうでない職種が判明
マイクロソフトの研究者が、AIチャットボットが自動化に適している40の職業と、あまり使われていない職業を明らかにした。研究では、AIチャットボットが情報を提供・伝達する業務に特に役立つことが判明した。20万件以上の匿名化された米国のユーザーとの会話データを分析し、研究チームは、翻訳者、歴史家、ライターなど、情報の提供や伝達に関わる職業がAIに最も影響を受ける可能性があると結論付けた。一方で、水道工事や危険物処理など、身体労働や現地での作業に従事する職業は、AIチャットボットの影響が少ないという。 研究チームは、AIが職業を完全に代替するのか、または新たな雇用を生み出すのかという問題には触れていない。一部の企業の経営陣は、AIが白-collarのエントリーレベル職を5年以内に半数以上に減少させる可能性があるというアントロピックCEOの見解に異議を唱えている。一方で、マーク・カービー氏など一部のテクノロジー関係者は、AIが雇用を増やす可能性があると考えている。 マイクロソフトの上級研究者で論文の筆頭著者であるキラン・トムリンソン氏は、「AIは多くの業務をサポートするが、単一の職業を完全に代替できるとは限らない」と述べている。また、「AIの採用が進む中で、社会的・経済的影響をさらに理解する必要がある」と強調している。研究では、チャットボットのデータをもとにユーザーがAIに何を依頼し、AIがどのように対応したかを分析し、その結果を職業のタスクと比較した。 研究結果は、AIチャットボットがオフィス業務に大きな影響を与える可能性がある一方で、身体労働や機械の操作・監視に携わる職業にはあまり影響しないという見解を反映している。ただし、研究チームは、他のAIの応用分野では、例えばトラックドライバーなど機械操作に関わる職業にも影響が出る可能性があると注意を促している。
