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OpenAI、ChatGPTとCodex CLIに「スキル」機能を黙って導入

2025年12月12日、OpenAIがChatGPTとCodex CLIに「スキル(Skills)」機能を静かに導入した。この仕組みは、アントロピックが10月に発表した「スキル」の概念を踏襲しており、単なるフォルダにMarkdownファイルと関連リソースを格納するというシンプルな構造。この形式は、ファイルシステムを扱えるLLMツールであれば容易に実装可能で、OpenAIもこのアプローチを採用した。 ChatGPTのコードインタプリタ機能では、/home/oai/skills フォルダにアクセス可能。"Create a zip file of /home/oai/skills" とプロンプトすると、中身のZIPファイルが返される。現時点ではスプレッドシート、docx、PDFの処理が対応。特にPDFでは、テキスト抽出にとどまらず、レイアウトや図表を保持するため、各ページをPNG画像に変換して視覚モデルに処理させている。このアプローチは、情報の損失を防ぐ点で効果的。 実際に「リム木の状況とカカポの繁殖シーズンへの影響をまとめたPDFを作成」と指示すると、GPT-5.2 Thinkingはskill.mdのガイドラインを読み、リム木の実り状況とカカポの繁殖状態を調査。約11分かけてPDFを生成。途中でmacron(長音)が対応していないフォントに気づき、自動で代替フォントに切り替えるなど、作業の精度を重視する姿勢がうかがえる。 一方、オープンソースのCodex CLIも2週間前、feat: experimental support for skills.md というPRでスキル対応を追加。~/.codex/skills フォルダに配置したフォルダが自動的にスキルとして認識され、--enable skills オプションで有効化できる。実際、Datasetteプラグイン作成用のスキルをClaude Opus 4.5で作成し、list skills で登録を確認。"Write a Datasette plugin that adds a /-/cowsay?text=hello page" と指示すると、PyPIのcowsayを活用した正しく動作するコードを生成。http://127.0.0.1:8001/-/cowsay?text=This+is+pretty+fun で確認可能。 このように、OpenAIはアントロピックの軽量で拡張性の高いスキル仕様を素早く採用。技術的整合性と実用性の両面で、AIエージェントの自律的作業を支える基盤としての価値が高まっている。今後、この仕組みが正式に標準化され、Agentic AI Foundationなどによって共通仕様として定着する可能性も示唆されている。

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