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PUBG開発者、物理AI訓練向けAIチップへ出資

韓国のゲーム開発大手Kraftonは2026年6月23日、AI半導体スタートアップのHyperAccelに対し戦略投資として約3300万ドルを出資し、Bラウンドに参加すると発表した。これは同社の「AI First」戦略の深化であり、CEOの金昌漢氏は「韓国版アンドゥリル」の構築を目指している。 投資の核心には、PUBGが提供する大規模で物理演算が厳密な仮想空間の価値がある。実世界の無人機やロボット開発テストはコストとリスクが極めて高いが、ゲーム内の物理法則と数百万人規模のプレイヤー交互データは、低コストで反復可能な物理AI訓練環境として最適である。Kraftonは既にGPUクラスタの構築や韓華宇宙との提携を進め、ゲームデータを活用したAIエージェント開発の基盤を整えている。 資金の使途であるHyperAccelはKAIST出身者が設立し、低レイテンシー型推論用プロセッサLPUを開発する。従来型のオンチップメモリ依存方式とは異なり、HBM外部メモリと独自データフローアーキテクチャでメモリ帯域利用効率を90%に引き上げる。また、マルチカード連携時の通信待ちを解消するESL技術を採用し、推論コストの大幅削減を実現する。本チップは高スループット型並列処理には適さないが、ゲームAIや物理AIが求める予測可能な応答速度と低コストには最適解である。 技術課題も存在する。商用チップBerthaの量産計画は遅延傾向にあり、HBM依存設計がモデル大規模化に伴う帯域ボトルネックになる懸念も残る。しかし、年商3兆ウォン超のKraftonにとって本投資は限られた資本で技術路線を検証するオプション買いに等しく、実用化を見据えた慎重かつ野心的なテック戦略が明確になった。

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